第2学期始業式 校長式辞  
 
   
     1学期末の終業式は残念ながら、台風のために行うことができませんでした。終業式でみなさんにお話したいと思ったことは、学期末に発行した学校新聞やホームページに掲載しました。「リアルな夏をリアルに楽しむ」というタイトルで、携帯電話やスマホ等に心と時間を奪われた生活ではなく、現実をリアルに五感を使って若者らしくリアルな夏休みにしてもらいたいという内容でした。

 さて、大阪府高槻市で中学1年生の男女が殺害され遺棄されるという痛ましくショッキングな事件がありました。被害に会った中学生は二人ともスマホを持っていたようです。スマホを持っていることが悪いというのではありません。実際に事件の捜査に役立っていることはまちがいありませんし、色々と便利な機能があるのは確かです。
 
   
   
  校長 髙橋 伸二   
   
 私たちはともすると、ラインなどネット上での人とのつながりがあることで、自分が何となく守られている気になってしまって、現実の危険をリアルに感じ、その
危険を回避することに鈍感になってしまわないでしょうか。 

 いま私たちが暮らす現実の社会は、何が起きてもおかしくないほどに危険が多く潜んでいます。もし、被害者の二人がもう少し、そのような現実をもっとリアルに感じることができていたら、このような事件には遭わなかったかもしれません。

 大切なあなたたちが、決して不幸な被害に遭わないためにも、スマホやパソコン、タブレットなどを使ってのバーチャルな時間と空間から適度な距離を保ち、目の前の現実をしっかりと見つめ、受け止め、考えて行動できるあなたたちであってもらいたいと思っています。

 次に、これから始まる2学期は運動会、文化祭、修学旅行など学校行事が多くあり、わくわくする学期です。学校行事というのは、授業では得ることができない大切な事を学ぶことができる場です。

 同級生や先輩、後輩とのリアルな心のふれあいやぶつかり合いが経験できる絶好のチャンスです。「何事もやらされていると思うと重荷になり
ます」どうか受け身ではなく、いままでよりも一歩でも前へ踏み出し、積極的な心の姿勢を持って参加してほしいと思います。前向きで主体的な
関わりで、あなたは新たな自分と新たな出会いを手に入れ、すばらしい思い出と成長が期待できるでしょう。
 
 最後に、この夏多くの東校生が生き生きと活躍する姿を見せてくれました。今治東にはこんなにもがんばっている生徒たちとその生徒を熱心
に指導して下さる先生方がいるということに、私自身改めて感動しています。

 私たちの人生は2つと同じものがない一篇の物語です。そして、私たちは一人一人がその物語の主人公であり、作者です。また、お互いがお
互いの物語の登場人物でもあります。
 
 学校生活では部活動がすべてであるわけではありません。みなさんの中には勉強や他の面において、がんばっている人もいっぱいいること
でしょう。それが何であれ、何かに一生懸命になるということは大変尊いことであり、自分の人生という物語を面白くするためには欠かせない要
素でもあります。
 
 今年の生徒会統一テーマは「一瞬一秒、最高の思い出を~笑顔満開、輝け今東魂~」です。人生は一瞬一瞬の積み重ねによってその物語
ができていきます。その主人公であり、またその物語をつづる作者であるあなた自身が、いまこの瞬間を大切にして、目の前にある何かに本気
で取り組んでみてください。そうすれば、周りの誰かがあなたの人生物語の脇役かヒーロー、ヒロインとして現れて、必ずあなたを助けてくれるで
しょうし、すてきな物語をともに創っていくすてきな登場人物が多彩な役を演じてくれることでしょう。
 
 2学期も共に頑張って、東校のわくわく物語を紡いでいきましょう。
   
               
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夏をリアルに楽しむ(第1学期終業式)
   
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