東校日記

読書してますか?

2020年3月24日 11時40分
全校

さて部活動に所属している人は、部活動が始まりましたが、 中には長い休暇を持て余している人もいるのではないでしょうか?

国語科としては、こういう機会を活用して、 読書に取り組んでほしいと思います。

 

前期生におすすめしたいのは、特定の作家に特化した「はまり読み」です。
 私は中学生の時は「星新一」、高校生の時は「村上春樹」、 働きだしてから「東野圭吾」と当時、それぞれの全作品を読みつくしました 。
  星新一は大学生になってから大人買いをしたほどです。
  高校生以降になると(特に仕事を始めると) 広く浅くの読み方が必要になり、そんな読み方は出来にくいので、 ぜひとも前期生の間に良い作家に出会ってほしいですね。


 

 
 
さてさて、後期生と保護者の方々には、 最近と少し前に話題になった本を2冊紹介します。

 最近話題になった本で後期生に読んでほしいのは、 ブレイディみかこ著『ぼくはイエローでホワイトで、 ちょっとブルー』です。
  日本人の母とイギリス人の父を持つ「ぼく」 が直面するトラブルを通じて、イギリスの抱えるリアルな「 多様性」にまつわる問題が垣間見えます。2030年に日本が直面するという多様性( ダイバーシティー) 社会を生き抜くために読んでおいてほしい一冊です。
 ちょうど同じ時期にネットニュースで「感情を理解する能力( EQ)」がIQ(知能指数) と同じくらい学業成績にとって重要という記事を見つけました。
 本書で描かれているミュージカルの授業やポリティクス関係といったイギリスの 授業には、しっかりとしたバックボーンがあるんですね。
 おっ…ということはミュージカルを経験した新6年生は! 新年度の君たちの活躍がますます楽しみになりました。

 そして保護者に読んでほしいと思うのは、少し前に話題になった、 新井紀子著『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』です。
 現代の子どもたちが抱える問題とAIの持つ特性と弱点が示されて ます。
 AI全盛という私たちとは違う社会で生き抜かなければならないお 子様のために、一読してお子さまの将来について考えてみませんか?