東校日記

3月の課外活動報告② 四国家のお宝「High School」今治・伊予桜井地区観光ツアー(歴史コース・自然コース)を実施しました!

2024年3月11日 00時00分
探究!

3月9日(土)「今治に国府が置かれた理由 ~国分山から歴史を見る~(歴史コース)」ツアー

eki 桜井駅
11名(定員10名)のお客様をお迎えして、8:40分からツアーはスタート。
奈良県からのお客様もいらっしゃいました。遠方から本当にありがとうございました。

国分寺② 伽藍説明

国分寺消失 脇屋石碑
ツアーガイドを担当したのは、4年生6名。
国分尼寺塔跡・国分寺塔跡では、当時の塔の大きさを礎石などから説明しました。
伽藍配置から伊予国分寺の建てられた時期を特定する方法や、当時の主要な建物間の距離から伊予国国府の場所を特定する方法なども紹介しました。
脇屋説明➀ 家紋見る
脇屋義助の霊廟では、南北朝の動乱の背景や伊予国を舞台とした戦闘、江戸時代末から戦前にかけての南朝義士の顕彰について、石碑をもとに説明していきました。そのあと、椀船港に移動し、伊予国の国府に今治が置かれた理由の1つと私たちが考える「白村江の戦いの敗戦」前後の今治の地政学について説明し、昼食をとりました。
古墳説明 食事
昼食後は、脇屋義助以後の国分山城がたどった歴史を歴代藩主の墓で説明しました。ここまでで歴史ガイドは終了。
伊予桜井駅への帰路、清光堂に立ち寄り、“椀船最中”について説明しました。
歴代藩主 清光堂

駅での解散時刻は13時30分。約5時間のツアーは終了しました。
6名の生徒たちは、少しでも良いガイドができるように、直前まで周到に準備をしていました。
当日は、その成果がよく出ていたと思います。
お客様は、生徒たちの解説に熱心に耳を傾け、質問もたくさんしてくださいました。
集合写真

ツアー後には、松山から参加されたお客様から、
「こんな近くにこれだけの歴史があったとは知らなかった。文化コースに参加したいので、ぜひ来年度も続けてほしい。」という嬉しいお言葉を頂きました。

3月10 日(日)「歴史的景観”白砂青松”の桜井海岸はなぜできた?(自然コース)」ツアー

ツアー開始は8時30分。
トレッキングにサイクリング、ビーチスポーツに松林観察とアクティブな内容がてんこ盛りの自然コース。
残念ながら、商品として実施するための最低催行人数9人が集まらなかったため、
「成果発表会」としての実施となりました。
当日は、四国家サポーターズクラブより、5人が参加くださいました。
本校のガイド役は、4年生1人、3年生5人というフレッシュなメンバーが担当しました。
駅にて 国分山へ
早速国分山トレッキングが開始! お客様が疲れないように途中で植物の解説をするように工夫しました。
約20分で山頂に到着。まずは、白い砂浜ができた理由を地球の成り立ちから説明!
その後、白い砂浜の形成に貢献した今治の多数の川が、
その後の今治の歴史に、困難と幸運をもたらしたことを説明しました。
植物➀ 植物②
山頂➀ 山頂②
山を下ると、西洋菓子ツカサへ移動。今治銘菓"白砂青松”を食べてひと休みしました。
ツカサへ ツカサにて
ひと休みした後は、約2㎞の松林の中をサイクリング! 天候に恵まれ、浜風が気持ちよかったです!
港へ 松林サイク
漁港の景色を見ながら、自転車を走らせて、志島ケ原に到着!
松の見分け方講座に、生徒各々による"推し松”紹介に、昔懐かしの松葉相撲、2500本の松林を満喫した後、
最後に、松林が歴史的景観と言われる理由を説明しました。
志島ケ原 松の説明
 相撲➀ 植林
昼食は、鯛釜めしつき海鮮BBQで、おなか一杯! 海の幸に改めて、感謝!!
食事➀食事②
食事③食事④
食後には、参加者の方とペアになってビーチスポーツ"フレスコボール”を楽しみました。
フレスコ➀ フレスコ②
これでツアーの全メニューが終了! 参加者の方には、心も体もリフレッシュしていただけたと思います。
生徒達は、初めての経験にもかかわらず、全く物怖じすることなく、
参加者の方に積極的にコミュニケーションをとることができており、
立派にガイド役を務めてくれました。
集合写真
今日のツアーで、JR四国により1日限定の旅行商品として販売された3種類のツアーは、すべて終了しました!

ツアーで巡るコースもガイド内容も、生徒達が、実際に地域の人々に取材して、1つずつ作り上げていったため、
どのツアーも、仕上がるのに本当に時間がかかりました。
しかし、2年間かけたからこそ、生徒が学んだことは大きかったと思います。
どのコースも、よいツアーになりました。

本校生に対しまして、本当に貴重な学びの機会を与えてくださったJR四国の皆様、またツアーに参加してくだっさった方々、準備に関わってくださった方々に心よりお礼申し上げます。