マスクの表は??
2020年11月17日 14時45分皆さんはマスクに表裏があることは知っていますか?
布マスクやウレタンマスクは間違えないと思いますが、不織布のサージカルマスク。
たまに表裏逆に着用している人を見かけることがあります。
ネットでマスクの紐の付いている側で見分けるという話を見かけたことがありますが、実はこれは不正解。
紐の付いている場所はマスクによって違うことがあります。
正解は『マスクのプリーツ(ひだ)の方向』
原則ノーズワイヤーを上にし、プリーツの山側が下になる方が表です。
逆に装着すると、溝が出来てしまい、そこにウイルスやほこりが溜まる場所になってしまいます。
先日、東京大学医科学研究所が実際に新型コロナウイルスを使った実験で、空気伝播におけるマスクの防御効果とマスクの適切な使用法の重要性を発表しました。
ウイルスが漏れ出さない特殊な実験室に、新型コロナウイルスを含んだ飛まつを出す人形と呼吸を再現して空気を吸い込む人形を向かい合わせに設置し、マスクの効果を調べました。
吸い込む側にだけマスクを着けた場合、吸い込んだウイルスの量は布マスクでは17%減り、サージカルマスクでは47%減ったということです。
飛まつを出す側にだけマスクを着けた場合は、向かいの人形が吸い込んだウイルスの量は布マスクとサージカルマスクのいずれでも70%以上減っていました。
一方で、両方がマスクを着けた場合も効果はみられましたが、ウイルスの吸い込みを完全に防ぐことはできなかったということです。
防御する効果は100%ではないものの、マスクをきちんと着用することが重要だということがわかります。
正しいマスクの装着方法は、
鼻から顎下までしっかり覆うようにマスクを広げ、ノーズワイヤーを自分の鼻にフィットするようにきちんとつまんで隙間をなくします。
鼻や口が出ていないか、隙間はないかが大事なポイントです。
そしてこまめな手洗い・うがい・バランスのよい食事・睡眠時間の確保・こまめな換気。
これが習慣づけば、インフルエンザや他の感染症対策にもなります。
自分が出来ているかもう一度確認してみてくださいね。