東校日記

ふるさと愛媛学出前授業「私たちが暮らす桜井」を受講しました。

2022年7月14日 11時43分

 愛媛県生涯学習センターの職員の方を講師に招いて、1、2年生全員と『総合的な探究の時間』で桜井歴史観光ツアーづくり講座に所属している3、4年生30名に「桜井の歴史」について授業をしていただきました。

 

桜井に国府が置かれた時代までさかのぼり、桜井が古代から海上交通の要の位置にあったことや、江戸時代に天領となったことが桜井漆器誕生に大きな役割を果たしていることなどを、桜井の昭和の時代までの歴史をスライドを用いてわかりやすく解説していただきました。

生徒の感想の一部を紹介します。

・なぜ桜井は今治にあるのに松山藩なのかとずっと疑問に思っていた。関ケ原の戦いで活躍したライバル藤堂高虎と加藤義明が伊予国を分け合い、桜井が加藤領となり、その後、加藤領が松山藩に、藤堂領が今治藩になったと分かってスッキリした。

・東校のあるところが、2人の領土の境界の一部になっていると知って、ビックリした。

・天領になって松山藩の三津の港が使えなくなったことで、年貢を運び出す新たな港として誕生したのが桜井(椀舟)港で、それをきっかけに商人が活躍して漆器の町として栄えたというのを聞いて、やっぱり歴史は面白いと思った。

・自分の住む地域にこんなに歴史があったとは知らなかった。これからももっと地域のことを調べていきたい。

・桜井には今治の中で独自の歴史があるという講師の先生の言葉が印象に残った。

 

今回の授業を踏まえて、2学期以降に1年生は町歩きを、2年生は漆器職人の匠の技を見せていただく予定です。

講師の先生、本当にありがとうございました。