探究!
3月3日(日)に、はーばりーを会場に実施された
“海の環境とブルーカーボン”をテーマとした活動報告・講演会に3年生3名が参加しました。
3人とも今治アマモプロジェクトの活動に継続的に参加し、水槽でのアマモの成長観察に取り組んでいます。
・「気候変動による海の環境変化」
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所 主任研究員 島袋寛盛様
・「ブルーカーボンで海を豊かに」
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合 顧問 堀 正和様
本来、アマモは多年生植物で、冷たい海を好みます。
分布南限は鹿児島で、一年生アマモが分布していることが知られていました。
今治の海では、多年生アマモが分布しており、年中アマモを見ることができていました。
しかし、今年の冬季調査ではアマモを発見できなかったため、
温暖化が今治のアマモの成長に影響を与えている可能性があり、今後も継続的なモニタリングが必要だという内容でした。
海藻ビジネスが世界の潮流になっている現状とその背景についての紹介で、
先月のサステナブルブランド国際会議でも耳にしたネイチャーポジティブ、TNFDがここでも話題となっており、
海藻ビジネスは、気候変動・食糧生産・脱プラスティックのすべてを網羅するという内容でした。
12月に本校で実施した株式会社リブルのIotを活用した牡蠣養殖ビジネスの講演会の際にも感じましたが、
最先端の水産業は、完全に「世界を救う産業」になっています。
最後に講師の方から、この分野に進みたかったら、
「高校では生物・化学を選択しておいた方がいいのか」と質問したところ、
「やはり物理的な素養がないと難しいので、ぜひ物理を選択してほしい」とのことでした。
今日は卒業式の椅子並べ等の準備を行いました。
明日は、卒業式の予行練習、表彰伝達式を行います。卒業式まで残り2日になりました。6年生にとって良い卒業式になるよう在校生・教員一同頑張りたいと思います。
探究!
「REGENERATING LOCAL」をテーマに、
2月21日、22日の2日間、サステナブル・ブランド(以下SB)国際会議が、
東京国際フォーラムで開催されました。
国際会議に併せて、高校生のSDGs学習を支援する「第4回SB Student Ambassdor全国大会」も行われました。
4,5年生4名は、まず9月に行われた地方大会に参加し、次に全国大会出場を懸けた「選考会」に、
食肉増産がもたらす諸課題の軽減と若者の主権者意識の向上の観点から、
「培養肉焼肉を普及させる意義と普及に向けた外部機関との連携」を論文にまとめて提出したところ、
2日間の国際会議への招待とともに、「四国ブロック代表」として全国大会で発表する機会をいただきました。
1日目は、国内外のサステナビリティ有識者や日本の先進ブランドの代表者による基調講演を聞いたり、スポンサー企業のブースを廻ったりしました。ネイチャーポジティブ・TNFDといった理念・課題が現在の企業経営には欠かせないこと等を学ぶことができました。
今回の「培養肉普及」に関して連携する企業の1つとして考えていた島津製作所がブースを出しておられたので、
私たちの提案を説明し、培養肉研究の現状等の貴重なお話を直接伺うことができました。
夕食は、今回提案の中で創作培養肉メニュー作りで協力依頼をする予定の日本最大の焼肉チェーン店を持つダイニングイノベーションの「焼肉ライク」を訪れ、和牛の素晴らしさを再確認してきました!
成果発表会は、2日目の15時から始まりました。
全国9ブロックの代表校14校がそれぞれ4分間のプレゼンテーションを行いました。
全国大会の結果、
最優秀校 香里ヌヴェール学院高等学校(大阪)
フードロス削減の観点から、廃棄予定の野菜をジェラートにして販売する提案でした。
1つのクラスが起業して実際に事業を進めており、地域の企業の販売網を利用することで、事業規模の拡大に成功していました。講評の中でも、ジェラートは長期保存ができるため、商品として優れている点が素晴らしいと評されました。
優秀校は、2校選ばれました。
・文化学園大学杉並高等学校(東京)
資源の再利用の観点から、今後、大量に廃棄される太陽光パネルのガラス部分を再利用する仕組みづくりの提案でした。
太陽光パネルに使用されるガラスの透明度が高いことから、YKKap株式会社にリサイクルガラスとして再利用してもらうとともに、消費者も、太陽光パネルを安価に取り付けられる仕組みを考案していました。
・雲雀丘学園高等学校(兵庫)
物流の2024年問題解決の観点から、運ばれる荷物に食品等が多いことに着目し、ドライバーを増やすのではなく、食品の地産地消を進めることで、荷物を減らそうとするアイデアでした。
本校の発表については、「自己紹介から観客を聞く気にさせる掴みと、ローカル視点からの着想、社会の仕組みとの連携模索という観点がよかったとの講評をいただきました。」来年度の四国ブロック大会で発信する取組を日本旅行に協力をいただきながら進めていくことになりました。
国際会議の基調講演の中で、2030年以降の世界のトレンドは、「栄養」になるのではないかと話されていました。
「環境問題は世界を分断するが、栄養不良改善は世界を分断しない」という言葉が印象に残りました。
3月には、全国大会参加の副賞として、福井シンポジウムへの参加が決まっています。
全校
2月22日(木)から、学年末考査が始まります。写真は5年1組(サイエンス)の物理選択生の学習風景です。
どの生徒も真剣に取り組んでいます。学年最後の試験なので、よい結果が残せるよう最善を尽くしましょう。
全校集会にて、マラソン大会の表彰式が行われました。
1~5年生、男女別、1~10位までの生徒が表彰されました。
5時間目(2・3年生)、6時間目(4・5年生)に職業体験授業が行われました。
18講座に分かれ、様々な職業を体験しました。
美容師 / ネイル / 製菓 / 理学療法
スポーツトレーナー / 保育士 / 歯科衛生 / プログラミング
Ⅰ 令和2年度卒先輩(教員志望)の東高見学
Ⅱ 過去問による教材研究(教員)
Ⅲ 穏やかな一日 今治 日の出6:55 日の入り17:48 最高気温14.3℃ 最低気温-0.1℃
探究!
2月10日(土)、高校生自転車交通マナーアップ会議がリモートにて開催されました。
この会議は、交通ルールや自転車交通マナーに係る意識啓発並びに自転車新文化の普及促進に取り組んできた実践指定校の研究発表やグループワークにより、自転車交通マナーの向上や自転車事故の防止を図ることを目的として開催されました。
今治東中等教育学校からは、本年度本校マナーアップクラブが発行した交通安全啓発パンフレットEXPRESS や交通安全のための取組について発表し、他校の生徒の皆さんと熱心な意見交換を行いました。
交通事故の防止、交通マナーアップのために、これからもしっかりと取り組んでいきたいと思います。